コスパ抜群のキャンプギアを提供してくれるハイランダー(Hilander)から、満を持して2019年1月に新作テントが発表されました。
その名も「ROOMY」
ぱっと見DODのカマボコテントに似ていますが、決定的な違いがあリます。
実はROOMYには、空気で建てるエアーフレームが採用されているんです。
これにより、大型テントにも関わらず大人1人で簡単に設営することを実現しています。
どんなものなのか気になりますね!
というわけで、ハイランダー製品をこよなく愛している身として、ROOMYのことを色々調べてみました。
Contents
2019年ハイランダー(Hilander)新作テント「ROOMY」登場!
出典:ハイランダー公式ブログ
2018年末にハイランダー製品の情報を発信する公式ブログがスタートし、一発目の更新は新作テントのティザーから始まりました。
画像からだとどんなテントかわかりませんでしたが、勝手に期待を膨らまし発表を待ち望むこと数日。
1月18日、ついにトンネルテント「ROOMY」が発表されました。
「ROOMY」を初めて見た印象は…
あれ?これカマボコテントじゃないの?w
多分ほとんどの方が同じ印象を持ったんじゃないかな。ただ公式ブログを良く見てみると、大型テントなのに「たったひとりで設営時間15分」とあります。
ううん?これはちょっと気になるぞ!
ROOMYの特徴
空気で建てるエアーフレームを採用
出典:ハイランダー公式サイト
「ROOMY」最大の特徴とも言えるのが、空気で建てるエアーフレームを採用していることです。
エアーフレームとは、ポンプで空気を送り込みフレームを立ち上げるもので、金属フレームを組み立てスリーブに通す必要がありません。
出典:ハイランダー公式サイト
立ち上げ方法はいたって簡単。このバルブから付属のポンプを使って空気を送り込むだけ。
ダブルアクションポンプになっているので、押した時と引いた時、両方で空気を入れることが可能な親切設計です。
空気が入ると勝手にフレームが自立するので、これは本当に設営が楽だと思います。
金属フレームだと周りに人や車が内科を確認してスリーブに通すのも神経使いますし、負担がかからないように神経使って立ち上げて…などなど。
エアーフレームならそんな心配もなさそう!
僕も比較的設営が簡単なスノーピークのリビングシェルを使っていますが、設営前はそれなりに気合を入れてますからね。
慣れてはいますがやっぱり大変です。
エアーフレーム採用に至った経緯
実は、私自信がまだ子供が1歳半の頃にキャンプに行って、その経験があります。
その時は某メーカーの大型2ルームテントを持って行っていて、「奥さんにかっこいい所を見せよう」と意気込んで一人での設営に取り掛かったのですが、
良くあるスリーブに通したポールをエンドピンに差し込んで立てるテントだと、本体を起こす時にかなりの力が必要で、物凄く大変なんですよね・・・。
そこで、このエアーテントの必要性を強く意識しました。
引用:ハイランダー公式ブログ
エアーフレームの耐久性はどうなの?
エアーフレームの仕組みはわかったけど…そもそも耐久性は大丈夫なの?穴が空いたらすぐ使えなくなりそう。
これは僕のエアーフレームに対する第1印象です。皆さんも同じようなことを思い浮かびませんか?
ところが調べてみると想像以上に頑丈な作りであることがわかりました。
まずはこちらをご覧ください。
これはペグハンマーを使って行われた、エアーフレーム(エアーチューブ)の耐久試験です。尖った方で結構な力を入れて打撃を与えていますが、特に破損している様子はありません。エアーフレームの構造は、TPUという熱可塑性ウレタン素材でできた0.3mmの透明チューブの上に、ポリエチレンのカバーを被せ、さらに本体スリーブで保護された3重構造になっています。
故意に破壊するようなことがない限り、通常通り使っていれば、穴が空くような心配は限りなく0に近いと考えても良いんじゃないでしょうか。
万が一チューブに穴が空いてしまった場合でも、誰でも簡単に交換が可能とのこと。交換用のチューブについては今後ナチュラムで取り扱っていくそうです。
設営手順は4つ、大型テントなのに完成まで15分
設営手順は大きく分けて4つです。
①テントの背面4箇所にペグを打つ(ロゴの位置やインナー有無で判断可能)
②テント側面のバルブを開き、付属のポンプで空気を入れる(計4箇所)
③4箇所全てに空気を入れたら、本体を引っ張る
④テント全面と側面、ガイロープを全てペグ打ち
たったこれだけです!
エアーフレームなので、金属フレームの組み立てからスリーブに通す工程がありません。
なのでその分の設営時間を短縮できます!空気を入れれば勝手にテントも立ち上がるため、余計な力を使わず1人での設営が容易に。
これが大型テントなのに、たった1人で設営時間15分のカラクリです!ちなみに撤収は10分でできてしまうそうです。
この設営と撤収にかかる時間はほんと魅力的。これなら初めてキャンプをする方にもお勧めできますね。
十分ゆとりのあるリビングスペース
出典:ハイランダー公式ブログ
リビングスペースは390cmもあるので、十分ゆとりのある広さが確保されています。写真のようにテーブルや椅子、ラックを配置してもまだまだスペースに余裕がありそうです。
しかも天井の高さが205cmもあるので、窮屈と感じることもなさそうなのがいいですね。
インナーテントを外せば広々したシェルターとして使うことも可能!大人数でのキャンプで活躍しそうです。
入口が2つある吊り下げ式のインナーテント
出典:ハイランダー公式ブログ
インナーテントは吊り下げ式になっています。
サイズは横が280cm、縦が230cm、高さが190cm。大人が4人くらい寝られる大きさです。
ファミリーであれば大人2人に、子供3人くらいがちょうど良いんじゃないでしょうか。
入口もちゃんと前後にあるので、使い勝手は良さそうだと思います。
開放感のある大型メッシュ
出典:ハイランダー公式ブログ
前後の入口と、4箇所ある側面のドアパネルに大型のメッシュを装備。張り出しや解放することもできるので、季節や天候に合わせて使い分けることができます。
エアーフレームにランタンフックを装備
出典:ハイランダー公式ブログ
エアーフレームにはランタンを吊り下げられるフックを装備しています。無いと有るとではだいぶ違いますからね。
ROOMYのスペック
出典:ハイランダー公式ブログ
出典:ハイランダー公式サイト
サイズ | テント本体:640×310×205cm インナーテント:280×230×190cm 収納時:58×38×38cm |
重量 | 約20kg |
素材 | テント本体:190T ポリエステル/75D インナーテント:170T ポリエステル 収納袋:ポリエステル |
付属品 | ロープ(張り綱):12本 ペグ(24cm):24本 ポンプ:1個 |
ちょっと重量が気になるとことろですね。ちなみにDOD(ディーオーディー)のカマボコテント2のサイズと重量は…
DOD(ディーオーディー)のカマボコテント2
テント本体:640×300×195cm、
インナーテント:280×220×190cm、
重量:約16kg
スペックはほとんど一緒ですね。重量はカマボコテントの方が4kg軽いですが、ROOMYはエアーフレームを採用しているので重くなっています。
エアーフレームだから軽くなりそうな印象を受けますが、破れ等の破損から守るため頑丈な作りになっているので、その分重くなってしまうそうです。
気になる価格と販売日は?
気になる価格は…69,800円(税込)
2019年1月30日(水)より販売中です!
ちょっと良いお値段ですが、エアーフレームのトンネルテント自体希少ですから、値段相応な価格な気もします。
2018年にロゴスからエアーフレームテントが発売されていますし、もしかしたら今後エアーフレームが主流になるかもしれませんね。
選択肢の1つとして検討してみるのも良いかも!